「犯人に告ぐ」雫井脩介 2004/07文庫2007/9/13
幼児誘拐事件が横浜で起こる。
事件の責任者は神奈川県警の警視巻島。
しかし、この事件で失態を演じた彼は足柄署にとばされる。
それから6年、神奈川県で起こった幼児連続殺人事件。
手詰まりとなる県警に再び巻島が呼び戻される。
マスコミに手紙を書いてくる劇場型犯罪には劇場型捜査をするために。
テレビのニュースで犯人にメッセージを送る巻島、そんな彼に最初は多くの賛同者、関心が寄せられるが、巻島の犯人寄りの発言に次第に批判が集まる。
捜査班の中でも不満や批判が集まり、孤軍奮闘する巻島に上司からタイムリミットが告げられる。
そんな中ついに犯人を特定する証拠が見つかる。
そして巻島は最後のテレビ出演をする。
この最後のテレビ出演の時の「犯人に告ぐ」から始まる演説がすごくカッコいい。
鳥肌立ちまくりです。
巻島と彼の捜査をメインにして、それ以外を描かないことで、物語のテンポが速く、めまぐるしく変わる展開に手に汗握ります。
また、善悪がハッキリしており、迷わず巻島に感情移入できるのも夢中にさせる理由だと思います。
雫井さんの小説はこれが初めてでしたが、人物描写、背景描写がとても素晴らしいです。
また、出てくるモノの描写や使い方がすごくイイです。
映像的というか、思わず欲しくなってしまいます。バーバリーのスーツが欲しくなって思わず検索してしまったほどです。
日本人の描く警察小説の中では相当上位に入るのではないでしょうか。
必要以上にドロドロしていないところが万人受けしそうだと思います。
僕は上下巻合わせて一日で読みきっちゃいました。おすすめです。
評価 ★★★★☆
幼児誘拐事件が横浜で起こる。
事件の責任者は神奈川県警の警視巻島。
しかし、この事件で失態を演じた彼は足柄署にとばされる。
それから6年、神奈川県で起こった幼児連続殺人事件。
手詰まりとなる県警に再び巻島が呼び戻される。
マスコミに手紙を書いてくる劇場型犯罪には劇場型捜査をするために。
テレビのニュースで犯人にメッセージを送る巻島、そんな彼に最初は多くの賛同者、関心が寄せられるが、巻島の犯人寄りの発言に次第に批判が集まる。
捜査班の中でも不満や批判が集まり、孤軍奮闘する巻島に上司からタイムリミットが告げられる。
そんな中ついに犯人を特定する証拠が見つかる。
そして巻島は最後のテレビ出演をする。
この最後のテレビ出演の時の「犯人に告ぐ」から始まる演説がすごくカッコいい。
鳥肌立ちまくりです。
巻島と彼の捜査をメインにして、それ以外を描かないことで、物語のテンポが速く、めまぐるしく変わる展開に手に汗握ります。
また、善悪がハッキリしており、迷わず巻島に感情移入できるのも夢中にさせる理由だと思います。
雫井さんの小説はこれが初めてでしたが、人物描写、背景描写がとても素晴らしいです。
また、出てくるモノの描写や使い方がすごくイイです。
映像的というか、思わず欲しくなってしまいます。バーバリーのスーツが欲しくなって思わず検索してしまったほどです。
日本人の描く警察小説の中では相当上位に入るのではないでしょうか。
必要以上にドロドロしていないところが万人受けしそうだと思います。
僕は上下巻合わせて一日で読みきっちゃいました。おすすめです。
評価 ★★★★☆
「アフターダーク」村上春樹 2004/9/7 文庫2006/9/16
ある一夜の物語。
マリはタカハシと深夜のファミリーレストランで出会う。
マリの姉の不思議な世界とマリの現実の世界が交錯する。
あらすじを書こうと思うのですが、この小説は(村上春樹の小説はほとんど?)それがとても難しいです。
とりあえず書いてみると…
まず、1晩の話です。だいたい0時から朝7時までのお話です。
次に、主人公はマリという女性、大学生です。
彼女には美人の姉がいてコンプレックスを抱えていますが、その姉が最近奇妙な病気にかかり、それも悩みになっている。
タカハシという大学生の男の子が出てくる。彼は心に何か傷はありそうですが、どちらかというと健康な感じのする性格です。
タカハシの友人、カオルの頼みで、中国人娼婦のために一肌脱ぐことになるマリは娼婦、カオル、カオルのラブホテルで働くコムギ、タカハシとの会話の中で次第に心を解放していく。
こんなところでしょうか。
ノルウェイなどを期待して読むと何か違うと感じると思います。
不思議な小説です。
劇の台本のナレーションのような状況描写、時折入るマリの姉の不思議な世界。
つまらないようで、何となく最後まで読んでしまいました。
…ダメな人には全然ダメな小説だとも思いますが。
村上春樹さんは不思議な作家です。
村上春樹の後継者といわれる人たちは何人かいますが、やはり、全然違いますね。
評価★★☆☆☆
ある一夜の物語。
マリはタカハシと深夜のファミリーレストランで出会う。
マリの姉の不思議な世界とマリの現実の世界が交錯する。
あらすじを書こうと思うのですが、この小説は(村上春樹の小説はほとんど?)それがとても難しいです。
とりあえず書いてみると…
まず、1晩の話です。だいたい0時から朝7時までのお話です。
次に、主人公はマリという女性、大学生です。
彼女には美人の姉がいてコンプレックスを抱えていますが、その姉が最近奇妙な病気にかかり、それも悩みになっている。
タカハシという大学生の男の子が出てくる。彼は心に何か傷はありそうですが、どちらかというと健康な感じのする性格です。
タカハシの友人、カオルの頼みで、中国人娼婦のために一肌脱ぐことになるマリは娼婦、カオル、カオルのラブホテルで働くコムギ、タカハシとの会話の中で次第に心を解放していく。
こんなところでしょうか。
ノルウェイなどを期待して読むと何か違うと感じると思います。
不思議な小説です。
劇の台本のナレーションのような状況描写、時折入るマリの姉の不思議な世界。
つまらないようで、何となく最後まで読んでしまいました。
…ダメな人には全然ダメな小説だとも思いますが。
村上春樹さんは不思議な作家です。
村上春樹の後継者といわれる人たちは何人かいますが、やはり、全然違いますね。
評価★★☆☆☆
「ユージニア」恩田陸 2005/2/3文庫2008/8/25
かつてとある町の名家で起こった大量毒殺事件、事件から幸運にもまぬがれたその家の孫は盲目の美少女。彼女が毒殺したのか、それとも別の犯人がいるのか、インタビューのような形式で事件のさまざまな関係者の視点で真相に迫る。
大量毒殺事件という陰惨な事件を扱った恩田さんにしては珍しい小説です。
形式も実験的で、関係者のインタビューというか独白だけで構成されています。
この手の書き方は小説家の力量が問われるように思うのですが、やはりちょっと読みにくかったです。
何度か僕が読みきるのを諦めかけた恩田さんの作品としては珍しいものですが、まぁ形式など、面白い小説ですので恩田さんが好きな方なら読んでも大丈夫かと思います。
評価 ★★☆☆☆
かつてとある町の名家で起こった大量毒殺事件、事件から幸運にもまぬがれたその家の孫は盲目の美少女。彼女が毒殺したのか、それとも別の犯人がいるのか、インタビューのような形式で事件のさまざまな関係者の視点で真相に迫る。
大量毒殺事件という陰惨な事件を扱った恩田さんにしては珍しい小説です。
形式も実験的で、関係者のインタビューというか独白だけで構成されています。
この手の書き方は小説家の力量が問われるように思うのですが、やはりちょっと読みにくかったです。
何度か僕が読みきるのを諦めかけた恩田さんの作品としては珍しいものですが、まぁ形式など、面白い小説ですので恩田さんが好きな方なら読んでも大丈夫かと思います。
評価 ★★☆☆☆
「蛇行する川のほとり」恩田陸 2004/11文庫2007/6/25
主人公毬子は美術部に在籍する普通の女子高生。そんな彼女が憧れる二人の先輩、香澄と芳野から夏休みの合宿に招待される。胸躍らせて向かう毬子だが、合宿は奇妙な方向へ。隠された過去と忘れられた記憶がよみがえる。
「ネバーランド」の女の子版といった感じですかね・・・。
ただしネバーランドの方が青春小説っぽいのに対してこちらは推理小説色が強いです。
推理小説っぽいので、多少秘密がディープなのもそれほど気になりません。
恩田さんの小説は曖昧な終わり方が多いのですが、これはキレイに終わっていました。
最近色々読んでいますが、恩田さんの小説は安心して読めるので、何を読むか悩んだ時に僕はよく買います。
評価 ★★★☆☆
主人公毬子は美術部に在籍する普通の女子高生。そんな彼女が憧れる二人の先輩、香澄と芳野から夏休みの合宿に招待される。胸躍らせて向かう毬子だが、合宿は奇妙な方向へ。隠された過去と忘れられた記憶がよみがえる。
「ネバーランド」の女の子版といった感じですかね・・・。
ただしネバーランドの方が青春小説っぽいのに対してこちらは推理小説色が強いです。
推理小説っぽいので、多少秘密がディープなのもそれほど気になりません。
恩田さんの小説は曖昧な終わり方が多いのですが、これはキレイに終わっていました。
最近色々読んでいますが、恩田さんの小説は安心して読めるので、何を読むか悩んだ時に僕はよく買います。
評価 ★★★☆☆
「ネバーランド NEVERLAND」 恩田陸 2000 文庫2003/05
とある全寮制の男子高校。
様々な事情でクリスマスの休暇を家族と過ごさない4人の生徒の物語。それぞれの持つ秘密が徐々に明らかになる中で深まる友情。青春小説の最高峰。
恩田陸さんの得意な小説です。
特に歴史ある男子高の寮という独特の空間と明晰で勘の良い登場人物の会話はぐいぐい読ませてくれます。
それぞれの持つ秘密が、ちょっとディープすぎて「そんなアホな!」って感じもありますが、それほど白けないところがやはり恩田さんの力量ですね。
多分モデルにしている学校はラサール高校だと思います。さらに僕は冬のシーンのせいか、友人の通っていた函館ラサール高校を想像して読んでしまいました。
あとがきの筆者の言葉にもあるように、数年後の4人の物語も読んでみたくなりました。
評価 ★★★★☆
とある全寮制の男子高校。
様々な事情でクリスマスの休暇を家族と過ごさない4人の生徒の物語。それぞれの持つ秘密が徐々に明らかになる中で深まる友情。青春小説の最高峰。
恩田陸さんの得意な小説です。
特に歴史ある男子高の寮という独特の空間と明晰で勘の良い登場人物の会話はぐいぐい読ませてくれます。
それぞれの持つ秘密が、ちょっとディープすぎて「そんなアホな!」って感じもありますが、それほど白けないところがやはり恩田さんの力量ですね。
多分モデルにしている学校はラサール高校だと思います。さらに僕は冬のシーンのせいか、友人の通っていた函館ラサール高校を想像して読んでしまいました。
あとがきの筆者の言葉にもあるように、数年後の4人の物語も読んでみたくなりました。
評価 ★★★★☆




