小説 小野不由美

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「屍鬼」小野不由美 1998/09 文庫2002/01



小野不由美さんはファンタジーや伝奇小説家だと思って敬遠していましたが、高校時代にこの小説と出会って考えを改めました。

僕が読んだのはハードカバーの単行本で、上下巻、優に1000ページ以上ある分厚い本だった覚えがあります。

そしてこの本と出会い、生まれて初めて僕は寝食を忘れるという経験をしました。




あらすじとしては、人口1300人ほどの外界から半分隔絶された寒村を舞台に、謎の死を遂げていく村人と、その謎を解くために奮闘する村の唯一の医者、尾崎敏夫と寺の跡取りであり、小説家でもある室井静信を中心としたホラー小説です。




抜群のボリュームからも分かると思いますが、登場人物の数も、間に入るエピソードも膨大で、話の進み具合が驚くほど遅いです。

単行本だと上巻、文庫だと2巻くらいまでは、忍耐強く頑張ってください。

必ず、報われます。

特に物語後半の息もつかせぬストーリー展開には目を見張るものがあります。

カタストロフィーを肌で感じることが出来るでしょう。





実は最近、懐かしくなって文庫で集めてみましたが、ハードカバーの方が良かったかもしれません。理由は特にありませんが…。



でも、再び読んでみて、恐ろしいのは「人の心」なんだなぁと、やっぱり高校時代と同じ感想を持ちました。
                      評価    ★★★★★
 
 
屍鬼〈2〉 (新潮文庫)
屍鬼〈3〉 (新潮文庫)
屍鬼〈4〉 (新潮文庫)
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)



屍鬼〈下〉