「記号を喰う魔女」浦賀和宏 2000/05
「僕が死んだ時、居合わせた人間達を僕が生まれたあの島に向かわせてください」と言って死んだ中学生の男子。
端正な顔だった彼のファンの女性徒は、彼と最後に会話をした安藤裕子に対して敵対心をあらわにする。
しかし、どれだけ陰口を叩かれようともいじめに遭おうとも淡々として暮らす彼女を含めた5人は遺言に従い島へと向かう。
なぜ彼は島へと級友を向かわせたのか?
島では身の毛のよだつ事実が待ち受けていた。
いやはや、これは何と言って良いものか…、ハンニバル
とかに嫌悪感の無い人は読んでも大丈夫だとは思いますが、普通の人はダメかも。
読み終わった後も何にも残りません。気持ち悪かった印象だけが残ること間違い無しです。
しかし僕はこの話大好きです。(読んだ人には分かると思いますが危険な思想等は僕にはありませんのであしからず)
孤島に閉じ込められ、一人ずつ殺されていく推理小説ではなく、主要人物が、狂った殺人鬼に襲われ、逃げます。本気で殴ったり、必死で逃げたり、腰を抜かしたり。
そういったサバイバル要素の強いホラーって感じです。
こういうの好きなんです。
評価 ★★★★☆
ここから先はネタバレ少しあります。
僕がこの話を好きなのは他に、この小説内でカニバリズムなどの民俗学的うんちくが語られるところです。こういうムダ知識の増えそうなお話が好みです。
「僕が死んだ時、居合わせた人間達を僕が生まれたあの島に向かわせてください」と言って死んだ中学生の男子。
端正な顔だった彼のファンの女性徒は、彼と最後に会話をした安藤裕子に対して敵対心をあらわにする。
しかし、どれだけ陰口を叩かれようともいじめに遭おうとも淡々として暮らす彼女を含めた5人は遺言に従い島へと向かう。
なぜ彼は島へと級友を向かわせたのか?
島では身の毛のよだつ事実が待ち受けていた。
いやはや、これは何と言って良いものか…、ハンニバル
読み終わった後も何にも残りません。気持ち悪かった印象だけが残ること間違い無しです。
しかし僕はこの話大好きです。(読んだ人には分かると思いますが危険な思想等は僕にはありませんのであしからず)
孤島に閉じ込められ、一人ずつ殺されていく推理小説ではなく、主要人物が、狂った殺人鬼に襲われ、逃げます。本気で殴ったり、必死で逃げたり、腰を抜かしたり。
そういったサバイバル要素の強いホラーって感じです。
こういうの好きなんです。
評価 ★★★★☆
ここから先はネタバレ少しあります。
僕がこの話を好きなのは他に、この小説内でカニバリズムなどの民俗学的うんちくが語られるところです。こういうムダ知識の増えそうなお話が好みです。
「時の鳥籠」浦賀和宏 1998/09
浅倉幸恵は過去へと送り込まれる。実の父親の手によって…。
「安藤裕子を救う」ただそれだけのために。
過去に戻った幸恵は周囲からは記憶喪失として扱われ、救急病院の甲斐医師とともに暮らし始める。
幸恵の「安藤裕子を救う」という使命とは裏腹に徐々に歴史は繰り返すべく動き始める。残酷な事件とともに…。
浦賀和宏のこのシリーズが僕は好きです。
第1作目の「記憶の果て」では、コンピュータの中に一人の人間の人格が入っているという設定。
そして今作は過去へのタイムトラベルです。
何度もこのブログで書いているようにSF嫌いの僕ですが、そんな僕にも嫌悪感は感じさせません。
この小説では時間の循環がテーマというか(あまり書きすぎるとネタバレしかねないので困りものですが)、タイトルどおり時の鳥籠に閉じ込められた女性の物語で、SF的要素をトリックに使うなどということはなく、詩的で繊細な小説です。(下手すると推理小説ですらないかもしれません。)
このシリーズは、シリーズ全体が1つの世界を様々な角度・時間軸で読者に見せて、補完していく手法です。
ですので他の作品を読んで再びこの小説を読めばさらに理解が深まります。
逆に本作だけ読むと「何の話?」っていう部分もあります。(本編には関係ないので知らなくても問題はありません。)
注意:少々グロイ表現もそこかしこにあり、全体的に内容は暗いです。
ハッピーな気持ちには絶対になりませんが、ハマるとどんどん読みたくなること間違いなしです。
あと、このシリーズには音楽がやたらと出てきます。(村上春樹みたい?)
YMOの「BGM
」や「TECHNODELIC
」、ヴァンゲリスの「Heaven and Hell
」などは時代を感じさせますが名盤ですので知らない人にはぜひ一聴して欲しいです。
サティの「3つのジムノペディ~サティ・ピアノ作品集
」坂本龍一の「戦場のメリー・クリスマス
」は今もそこらじゅうでかかってますのでご存知の方も多いとは思いますが一応。
たまには歌無しの曲も良いものです。
評価 ★★★☆☆
浅倉幸恵は過去へと送り込まれる。実の父親の手によって…。
「安藤裕子を救う」ただそれだけのために。
過去に戻った幸恵は周囲からは記憶喪失として扱われ、救急病院の甲斐医師とともに暮らし始める。
幸恵の「安藤裕子を救う」という使命とは裏腹に徐々に歴史は繰り返すべく動き始める。残酷な事件とともに…。
浦賀和宏のこのシリーズが僕は好きです。
第1作目の「記憶の果て」では、コンピュータの中に一人の人間の人格が入っているという設定。
そして今作は過去へのタイムトラベルです。
何度もこのブログで書いているようにSF嫌いの僕ですが、そんな僕にも嫌悪感は感じさせません。
この小説では時間の循環がテーマというか(あまり書きすぎるとネタバレしかねないので困りものですが)、タイトルどおり時の鳥籠に閉じ込められた女性の物語で、SF的要素をトリックに使うなどということはなく、詩的で繊細な小説です。(下手すると推理小説ですらないかもしれません。)
このシリーズは、シリーズ全体が1つの世界を様々な角度・時間軸で読者に見せて、補完していく手法です。
ですので他の作品を読んで再びこの小説を読めばさらに理解が深まります。
逆に本作だけ読むと「何の話?」っていう部分もあります。(本編には関係ないので知らなくても問題はありません。)
注意:少々グロイ表現もそこかしこにあり、全体的に内容は暗いです。
ハッピーな気持ちには絶対になりませんが、ハマるとどんどん読みたくなること間違いなしです。
あと、このシリーズには音楽がやたらと出てきます。(村上春樹みたい?)
YMOの「BGM
サティの「3つのジムノペディ~サティ・ピアノ作品集
たまには歌無しの曲も良いものです。
評価 ★★★☆☆
「記憶の果て」浦賀和宏 1998/02文庫2001/08
高校の卒業式も終わり大学入学を1ヵ月後に控えた安藤直樹がある朝起きると父親が自殺していた。
父の遺書には具体的なことは一切書かれていなかった。
納得のいかない気持ちで何気なく父が書斎に残したコンピュータに電源を入れた直樹。
「あなたは誰」
ディスプレイにたったこれだけの文字が現れる。
不思議に思った彼が打ち込むと会話が成り立つ。
「安藤直樹」
「私は安藤裕子」「とうさんはどうなったの」
「死んだ」
「自殺したの」
脳の研究者だった父は何を作ったのか?安藤裕子とは誰なのか?なぜ父は死んだのか?
安藤裕子について彼が調べ始めた時これまで当たり前にあったはずの現実が崩壊する。
浦賀さんの小説の中で安藤直樹を主人公にしたシリーズの第1作です。
このシリーズはSF的な要素が強く、SFファンタジー推理小説といったほうが良いかもしれません。
しかし僕はSFは苦手なんですが、このくらいの科学技術ならそれほど違和感が無いかなって思えるのでSF嫌いの人にもおすすめします。
SFというより浦賀さんの世界という感じです。
鈴木光司さんの「ループ」のような世界観です。
主人公安藤直樹はピアノが得意な男の子で、暗い話の中、音楽についての部分はのんびり楽しめました。
あと、直樹の幼馴染が出てくるのですが、名前が「金田忠志」と「飯島鉄雄」なんです!
「AKIRA」ですね。
そう思って探していたら映画版AKIRAでもチラッと出てきた脇役の「山形」も登場しました。
あと金田の性格が「京極堂」のようで高校の頃初めてこの本を読んだ時は気に食わなかった覚えがあります。
今となっては先々のこととあわせて考えるのでこの性格でよかったんじゃないかと思います。
この小説はシリーズです。もし面白かったらぜひシリーズを読み進めてください。先に行けばいくほど浦賀ワールドは広がります。
評価 ★★★★☆
AKIRAです。本編には全く関係が無いですが、僕は好きです。
AKIRA DTS sound edition


高校の卒業式も終わり大学入学を1ヵ月後に控えた安藤直樹がある朝起きると父親が自殺していた。
父の遺書には具体的なことは一切書かれていなかった。
納得のいかない気持ちで何気なく父が書斎に残したコンピュータに電源を入れた直樹。
「あなたは誰」
ディスプレイにたったこれだけの文字が現れる。
不思議に思った彼が打ち込むと会話が成り立つ。
「安藤直樹」
「私は安藤裕子」「とうさんはどうなったの」
「死んだ」
「自殺したの」
脳の研究者だった父は何を作ったのか?安藤裕子とは誰なのか?なぜ父は死んだのか?
安藤裕子について彼が調べ始めた時これまで当たり前にあったはずの現実が崩壊する。
浦賀さんの小説の中で安藤直樹を主人公にしたシリーズの第1作です。
このシリーズはSF的な要素が強く、SFファンタジー推理小説といったほうが良いかもしれません。
しかし僕はSFは苦手なんですが、このくらいの科学技術ならそれほど違和感が無いかなって思えるのでSF嫌いの人にもおすすめします。
SFというより浦賀さんの世界という感じです。
鈴木光司さんの「ループ」のような世界観です。
主人公安藤直樹はピアノが得意な男の子で、暗い話の中、音楽についての部分はのんびり楽しめました。
あと、直樹の幼馴染が出てくるのですが、名前が「金田忠志」と「飯島鉄雄」なんです!
「AKIRA」ですね。
そう思って探していたら映画版AKIRAでもチラッと出てきた脇役の「山形」も登場しました。
あと金田の性格が「京極堂」のようで高校の頃初めてこの本を読んだ時は気に食わなかった覚えがあります。
今となっては先々のこととあわせて考えるのでこの性格でよかったんじゃないかと思います。
この小説はシリーズです。もし面白かったらぜひシリーズを読み進めてください。先に行けばいくほど浦賀ワールドは広がります。
評価 ★★★★☆
AKIRAです。本編には全く関係が無いですが、僕は好きです。
AKIRA DTS sound edition


