小説 石持浅海

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「扉は閉ざされたまま」石持浅海 2005/05文庫2008/2/8





大学時代の軽音楽部内で作られた「アル中分科会」で同窓会が行われることになった。場所は成城の高級ペンション。
出席者の伏見亮輔は一人、暗い想いを抱いて出席した。
彼はあらゆる事態を想定し、殺人を犯す。
全員が彼の思惑通り動く。ただ一人碓氷優佳を除いて。


最近この小説が映画化されるっていう報道を見て、もう一度読み返してみました。

なかなか面白いです。あっさりした文章で、コテコテなのはちょっと…っていう人にはお薦めです。
また、犯人がなかなか魅力のある頭の良い人なので読んでいてストレスも溜まらず、最後まで一気に読み通せます。(たまに犯人が馬鹿だと「おいおいもうちょっと頭使えよ」と言いたくななることありませんか?)

伏見亮輔と碓氷優佳の過去の関係など恋愛?要素もあって映画化とかしやすそうな内容かなって思います。

ちなみにこの手の犯人視点のミステリのことを倒叙ミステリーと呼ぶらしいです。
                  評価    ★★★☆☆



ところで先週末だったかな?金田一耕介の「犬神家の一族」をテレビでチラッと見ました。
小学校時代に「赤川次郎」以外の推理小説で初めて読んだのが横溝正史さんの「八墓村」だったので、なんとも懐かしい感じがしました。

しかし、今見て思うことは、「果たして金田一先生は名探偵なのか?」ということです。
彼、何にもしてませんね。連続殺人はすべて起こっちゃうし、犯人には自殺されちゃうし…。
いてもいなくてもどっちでも良かったんじゃあ…。
一緒に見ていた友人のぽつりと言った言葉、「金田一のどこが天使なんだ…?」に笑いました。

「名探偵なら事件が起こる前に解決しろよ!いや、せめて犯人だけは生かして捕まえてくれ!」と僕は言いたい。(ファンの方申し訳ありません。僕も横溝正史好きなんですよ。)


文庫版です。


こっちはノベルスです。