小説 歌野晶午

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「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午 2003/03 文庫2007/05




「何でもやってやろう屋」を自称する成瀬将虎がひょんなことから悪徳霊感商売をめぐる事件に巻き込まれる物語。
2004年「このミステリーがすごい」で第一位を獲得。



「このミステリーがすごい」で第1位を獲得した作品というわけで読んだわけではなく、単にタイトルに惹かれて買ってしまいました。



「葉桜の季節に君を想うということ」。なんて詩的でカッコいいタイトルなんだ!と本屋で感動してしまい、即買ってしまった僕ですが、読んでみてビックリ…。

恋愛小説っぽいタイトルでミステリなので、ミステリ的な問題は覚悟していましたが、それは杞憂でした。


叙述トリックに最後は思わずうならされました…が、タイトルほどに魅力的とは言いがたい作品です。

おそらく最後の叙述トリックがすごいだけで、それ以外は特に驚くこともなく、内容としては薄い感じがしたからではないかと思います。


しかし、とにかくタイトルが良い。読み終わってみてタイトルの意味も分かりますが、素晴らしいタイトルです。
それだけで価値がある小説です。(それだけしか…)
タイトルって大切ですね。


この小説を読んで、著者の小説をこの先読むかどうかは分かりませんが、タイトルに凝る作家さんですね。

AMAZONで検索してみると「世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)」「ジェシカが駆け抜けた七年間について」「そして名探偵は生まれた」など思わず手に取りたくなるタイトルです。
                         評価    ★★★☆☆
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